三菱のIH炊飯器を選んだわけ|「味・掃除・重さ」で決めた私の炊飯器選び

炊飯器
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新しい炊飯器を探しはじめると、種類の多さに驚いてしまいます。特に「圧力IH」と「IH」の違いはややこしくて、どちらが自分の暮らしに合うのかを見極めるのは一苦労です。

「圧力」と聞くと高性能で美味しく炊けそうなイメージがありますが、実は炊きあがりの「味の好み」や「毎日のお手入れ」を考えると、シンプルな「IH」が最適な場合もあったりするのです。

この記事では、私が炊飯器を買い替えるにあたって重視した「味」「掃除」「重さ」の3つのポイントと、なぜ「圧力IH」ではなく「三菱のIH炊飯器」を選んだのか、その理由を詳しくみていきます。

特に、お米の「粒立ち」や「シャッキリ感」が好きだったり、そして何より「毎日のお手入れを楽にしたい」と思っているときは、ぜひ参考にしてみてください!

炊飯器を買い替えてから本当に便利でおいしいので、すっかりお気に入りです!

私が「三菱のIH炊飯器」を選んだ理由

毎日のごはんを炊く炊飯器。長く使うものだからこそ、しっかり自分の希望をまとめて、妥協せずに選ぼうと決めていました。色々悩んだ結果、私は「三菱のIH炊飯器」を選んで購入しています。

この章では、私が炊飯器選びで重視した「味・掃除・重さ」の3つのこだわりポイントを振り返りながら、あえて圧力IHを選ばなかった理由、そして最終的に三菱の炊飯器が「これだ!」と思えた決め手について、じっくりみていきます。

炊飯器選びで重視した3つのポイント(味・掃除・重さ)

毎日使うからこそ味も手軽さも大切

炊飯器の買い替え、たくさんのメーカーから様々な機能のモデルが出ていて、何を基準に選べばいいか分からなくなりがちです。私自身、今回買い替えるにあたって「これだけは譲れない!」というポイントを3つに絞って検討しました。

重視したポイントその1:味

ひとつめは、もちろん『味』です。 毎日の食卓に欠かせないものなので、おいしさは何より重要でした。ただ、この『おいしさ』の基準が人によって少し違うのがポイントなのです。

日本の炊飯器の多くは、白米をいかに「モチモチ」と「甘み」や「粘り」を引き出して炊き上げるか、を追求しているように感じていました。それもとっても美味しいのですが、私の場合はジャスミンライスのようなパラっとしたお米も好きで、どちらかというと「粒立ち」がしっかりして「シャッキリ」とした食感が大好物だったりします。そこで、自分の好みに合う炊きあがりになるかどうか、を第一の基準にしました。

重視したポイントその2:掃除

ふたつめは、『掃除のしやすさ』です。 以前使っていた炊飯器が、お手入れに手間がかかるモデルだったのです。特に蓋の部分のパーツが多くて汚れがパーツの間に入ってしまうので、洗うのが本当に面倒でした。

毎日使うものだからこそ、お手入れが面倒だと、つい忙しいときは炊きたくないなと思ってしまいました。だからこそ、とにかく構造がシンプルで、洗いやすいことを、味と同じくらい重要な条件としてチェックしました。

重視したポイントその3:重さ

みっつめは、『重さ』です。 一度に炊くのはせいぜい3合程度です。そうなると、毎回お米を研いだり、食後に内釜や内蓋を洗ったりする作業が発生します。

このとき、重い内釜や蓋が、地味なストレスになっていました。取り扱いが楽な『各パーツの軽さ』も、おいしく炊けることと同じくらい大切だと考えました。

自分なりのポイントを大切にするのは、ヘルシオを買ったときと同じ重要ポイントですね。

なぜ圧力IHではなく「IH炊飯器」が最適だったのか

好みの食感とお手入れの手軽さでIHを選択

炊飯器売り場に行くと、「圧力IH」を搭載した高機能なモデルがたくさん並んでいます。高い圧力で一気に炊き上げることで、お米の甘みや粘りを最大限に引き出すのが得意なタイプです。

私も最初は圧力IHも検討したのですが、重視するポイントに照らし合わせた結果、今回は見送ることにしました。その理由は、私が炊飯器選びで重視したポイントがIH炊飯器向きだったからです。

IH炊飯器は掃除がかんたん

パーツがシンプルなため洗いやすい

圧力IHの炊飯器は、その機能の特性上、どうしても蓋の構造が複雑になりがちです。圧力を調整するためのボールのような部品がついていたり 、洗わなければいけないパーツが多かったりするのです。

今までは、このボール部分に汚れが残ってしまいそうになるので、頑張って奥まで洗うのが大変でした。これが、私の重視する『掃除のしやすさ』の面で大きなネックとなりました。

その点、IH炊飯器の蓋には、このボールや圧力関係のパーツがありません。びっくりするほどシンプルです。構造を見ただけで『洗いやすそう!』と思わせてくれました。

IH炊飯器は比較的軽い

洗うときにも持ちやすいくらいの軽さ

圧力IH炊飯器は、内釜も蓋も重厚に作られていることが多く、今まで使ってきた炊飯器同様に、どうしても重さが気になりました。とてもずっしりとしています。

モデルにもよりますが、圧力IHの内釜や蓋を持ってからIHのものを持ってみると、同価格帯でも一気に軽くなるのです。

もちろんマイコンならもっと軽いのですが、味にこだわりたくなるとIHがいいんですよね。

最終的に「三菱」に決めたワケ

IHへのこだわりと圧倒的な掃除のしやすさ

『IH炊飯器』に絞り込んだ後、いくつかのメーカーを比較して、最終的に私が選んだのは『三菱』の炊飯器でした。

決め手はいくつかあります。 まず、三菱は多くのメーカーが圧力IHモデルを主力に据える中で、IH炊飯器にこだわって開発を続けているメーカーだという点です 。IHでの炊き上げ技術に期待が持てました。

そして、私が求めていた『粒立ちが良く、シャッキリ感がある』 ご飯を炊くのが得意な印象だったこと。これが私の好みにぴったりとハマりました。

そして、最後の決め手は、『圧倒的な掃除のしやすさ』です。

内釜も内蓋も驚くほど軽く、とても洗いやすいのです。 他のメーカーのIH炊飯器ももちろんチェックしましたが、三菱は特に釜の内部や蓋の構造がシンプル。洗うときに手が届きにくい窪みなどの、いわゆる『死角』がほとんどない 設計だと感じました。

ちなみに、これは買ってから気づいたのですが、私の購入したモデルは内蓋や釜を取り外していても蓋が閉まります!以前使っていた炊飯器は閉まらなかったので、乾かしている間ずっと炊飯器の蓋が開きっぱなしになるのが地味なストレスだったのです 。

炊飯器もちゃんと年月で進化してるんだなあと感じた瞬間でした。

意外と重要!毎日美味しく炊くための「炊飯器の容量」選び

炊飯器の容量を選ぶとき、ついメーカーや機能に目がいきがちですが、実は容量もとても大切な要素です。でも、「大は小を兼ねる」と考えて大きめを選んだり、逆に「少ない量しか炊かないから」と小さいサイズを選んだりしがちなところがあります。

でも、炊飯器にはそれぞれ「美味しく炊ける得意な量」があるのです。ここでは、3合炊きと5.5合炊きの違いや、メーカーが考える炊飯量の目安について、そして私が最終的に5.5合炊きに決めた理由もチェックしていきます。

3合炊きと5.5合炊き、どちらが最適?

普段炊くお米の量が選択の決め手

新しい炊飯器を選ぶとき、ついメーカーやデザイン、最新機能に目が行きがちです。でも、毎日おいしいごはんを炊くためには、まず「炊飯器の容量」がとても大切になってきます。一人暮らしだから3合炊き、家族(2~3人)がいるから5.5合炊き、と単純に決めてしまうのは、すこし早いかもしれません。

実は、炊飯器はその容量いっぱいにパンパンでお米を炊くのも、逆に少なすぎるのも、あまり得意ではないと言われています。どちらの場合も、炊飯器が持っている本来の性能を発揮しきれず、炊きムラや味の低下につながってしまうことがあるようなのです。

最近は、まとめて炊いて冷凍しておくことも増えました。そのため、「何人家族か」よりも、「普段、一度に何合炊くことが多いか」を基準にサイズを選ぶのが、おいしいごはんへの近道になります。

メーカーが想定する「美味しく炊ける量」とは

最大容量=美味しい適正量ではない

では、具体的にどのサイズがどれくらいの量を炊くのに適しているのかというと、一般的な傾向として、5.5合炊きの炊飯器は「毎回3合くらいを炊く」使い方を想定して設計されていることが多いようなのです。

以前、メーカーの方に直接お話を伺う機会があったのですが、「大体2合から3合くらいを毎回炊いているんです」と相談したところ、それなら5.5合炊きがおすすめと教えてもらいました。炊飯器を開発する際、メインでは2合や3合でテストしつつ加熱の強さや圧のかけ方などを細かく調整していく、とのことだったのです。これは、お米が釜の中で対流してムラなく加熱されるために、釜の内部に適切な空間が必要だから、ということのようです。

3合炊くから3合サイズでいいかなと思っていたので、これは目からうろこでした。

私が5.5合炊きを選んだ理由

毎日3合炊くなら5.5合炊きがおすすめ

私の場合、普段炊くのはだいたい3合、たまに4合炊くこともあるかも?くらいだったので、「コンパクトな3合炊きで十分かな」と最初は考えていました。でも、家電量販店の詳しい店員さんに「それなら絶対に5.5合炊きの方が美味しく炊けますよ」と強くおすすめされたのが直接の理由です。

コンパクトな方がキッチンで場所を取らずに済むのですが、ちょっとの大きさの差でお米がおいしくなるならその方がいいと感じます。自分の食事スタイルと照らし合わせて考えるのが大切ですね。

炊飯器の容量選びは「いつも炊く量」を基準に考えるのが重要です!

三菱の炊飯器が叶える「理想の炊きあがり」

炊飯器というと、もっちり甘く炊き上げるタイプが主流です。でも、「シャッキリした、お米一粒一粒が立つようなごはんが好き」という人もきっといるはずです。私がまさにそのタイプ。

実は、三菱電機の炊飯器は、まさにそんな「粒立ち」と「お米本来の旨味」を大切にしているメーカーなのです。ここでは、多くのメーカーが採用する圧力IHとはひと味違う、三菱ならではの技術的なこだわりについて、かんたんにみていきます。

粒立ちしっかり!シャッキリ系ごはんが好きな人におすすめ

モチモチ系より粒感が際立つシャッキリ炊きが得意

日本の炊飯器は、お米の甘みや粘りを引き出して『モチモチ』とした食感に炊き上げることを得意とするモデルが多い傾向にあります。特に圧力IHタイプの炊飯器は、お米を芯まで柔らかく炊き上げるので、その傾向が強いかもしれません。

でも、ごはんの好みは本当に人それぞれ。「粘り気が強いごはんより、一粒ひと粒がしっかり独立している『シャッキリ』したごはんが好き」ということもあります。私もどちらかというと、粒立ちがはっきりした炊きあがりが好みだったりするのです。

もし、柔らかすぎず、甘さも控えめで、お米の粒感がしっかり感じられるごはんがお好みなら、三菱の炊飯器はとても魅力的な選択肢になるはずです。

モチモチより「お米の旨味」を引き出す三菱の技術

連続沸騰で旨味を包みお米の輪郭を残して炊く

三菱の炊飯器が目指しているのは、お米の旨味をしっかり引き出しつつ、粒立ちを損なわない炊きあがりです。その中心となっているのが『連続沸騰』という技術。

これは、沸騰してからも火力を弱めずに炊き続ける三菱独自の技術です。一般的な炊飯器は、吹きこぼれを防ぐために沸騰後は火力を弱めがちなのですが、三菱はそこを巧みに制御しつつ、沸騰後も火力を落とさず炊き続け、旨味成分が吹きこぼれにくくなっています。

圧力IHにはない「IH」メーカーとしてのこだわり

圧力をかけず大火力で炊き上げるのが三菱の流儀

最近の高級炊飯器の多くは『圧力IH』方式を採用していますが、三菱はあえて『圧力』を使わないIH炊飯器にこだわり続けています。

これは、圧力をかけるとお米が強く押されてしまい、細胞が崩れてしまう、つまりは保水膜が少し崩れてうまみが流れ出てしまうという三菱独自の視点に基づいています。

圧力をかけない代わりに、どうやって美味しく炊くのかというと、その答えがIHと非常に相性の良い素材(炭)を内釜に使い、釜全体で一気に大火力で加熱するという方法です。炭はIH加熱において金属釜より優れた発熱性を実現しています。

最上位モデルはもちろんすごいのですが、中位モデルの炭釜も手触りがよくておいしく炊けています。すっかり三菱の炊飯器の炊きあがりが気に入ってしまったので、次こそお金をためて最上位モデルを手に入れたくなっています。

釜の素材にこだわりつつ、圧の力で無理やり柔らかくするのではなく大火力で一気に炊き上げることが、三菱のこだわりです。

かまどごはんを検証して、お米が持つ本来の食感と旨味を引き出す努力の結果ですね。

三菱炊飯器の「お手入れ・使いやすさ」

炊飯器を選ぶとき、つい炊きあがりの美味しさばかりに目が行きがちですが、「使いやすさ」も同じくらい大切なポイントです! ここでは、三菱炊飯器の「お手入れ」と「扱いやすさ」に焦点を当てます。洗うパーツの少なさから、日々のちょっとした使い勝手の良さまで、毎日使うからこそ嬉しい3つの特徴を順番にチェックしていきましょう。

どのモデルも基本的には似ていますが、ここでは私の炊飯器NJ-VP10を元にみていきますね。

驚くほどシンプル!内蓋と内釜だけでお手入れ完了

毎回洗う内釜と内蓋がとてもシンプル

前に使っていたモデルは圧力IHタイプの炊飯器だったので、圧力IHならではの構造が複雑でした。蓋にボール状の部品がついていたりして、お手入れのたびに「奥の方の掃除が面倒だけどやらないのは汚そうでいやだ」と感じてしまい苦痛でした。

そのため、今回の炊飯器選びでは、「お手入れのしやすさ」を何より重要視しました。結局のところ、いくらおいしくても手間がかかると使いたくなくなってしまうので、バランス感覚が大切です。

その点、三菱のIH炊飯器はとてもシンプル。毎日のお手入れで洗う必要があるのは、基本的に『内釜』と『内蓋』の2点で、蓋もこの通りかなりシンプルです。

洗うときの死角が少ない構造なので、すっかりイライラしなくなりました。蓋の裏にカートリッジ(沸騰してできたうまみ成分を受け止め、むらし時に還元するもの)が付いているのですが、蓋と一体型なので洗いやすくなっています。

圧力IHと大違い!釜も蓋も軽くて洗いやすい

内釜も蓋もかなり軽くなって持ちやすい

お手入れのしやすさともう一つ、私がこだわったのが『重さ』です。

以前使っていた圧力IHの炊飯器は、おいしく炊けるのは良かったのですが、とにかく全体的にずっしりしていました。私は一度に炊くのはせいぜい3合くらいで、できればこまめに炊きたてを食べたい派です。そう考えると、炊きあがりの美味しさと同じくらい、毎日手軽に扱える「軽さ」や「取り扱いやすさ」も重要だと思っています。

購入した三菱のIH炊飯器は、内釜も蓋も想像以上に軽くなっています。この軽さなら、洗う時もシンクで楽に扱えるし、お米を研ぐときに水を捨てやすいです。

地味に便利!パーツを外して乾燥中も蓋が閉まる設計

内蓋を外したままでも蓋が閉まる

そして、もうひとつささやかながら嬉しいポイントがあります。それは、内蓋や内釜を取り外した状態でも、炊飯器の蓋がちゃんと閉まることです。

当たり前と思うかもしれませんが、意外とそうでもありません。私が以前使っていたモデルは、内蓋や釜がセットされていないと蓋が閉まらない仕様でした。

おそらく、空焚きなどを防ぐための安全設計なのだとは思うのですが、内蓋と釜を洗って乾かしている間、炊飯器の蓋がずっと開けっ放しになっているのが、地味に気になっていました。取っ手が付いたモデルだったので、取っ手をひっかけておさえていましたが、きれいに閉まるに越したことはありません。

こういう「ちょっとした使いやすさ」は、地味に効いてくる要素だと思っています。

まとめ

Q
炊飯器選びで一番大切なことって何?
A

味や機能だけでなく掃除のしやすさや重さも考える

毎日使うものだからこそ、自分の好みの味と、お手入れの手間が苦にならないか、という視点が重要です。

Q
圧力IHとIH、どっちがいいの?
A

お手入れの手軽さとシャッキリした食感ならIHがおすすめ

圧力IHは構造が複雑で重くなりがちです。シンプルな構造で洗いやすく、粒立ちの良いごはんが炊けるのがIHの魅力です。

Q
いつも3合炊くんだけど、3合炊きで十分?
A

美味しく炊くなら5.5合炊きを選ぶのがおすすめ

炊飯器は釜の中に空間がある方が美味しく炊けるため、3合炊くことが多いなら5.5合炊きの方が性能を発揮できます。

炊飯器は意外と壊れないので、末永く使う大切な相棒になります。だからこそ、自分にぴったりの一台を見つけるのが大切です。高機能な圧力IHも魅力的なのですが、自分自身の味の好みやお手入れの手軽さが最終的には大切だと思っています。

お気に入りの炊飯器だと、ごはんを炊くのが本当に楽しくなりますよ!

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