2024年の夏、ヘルシオから【AX-LSX3B / AX-RS1B / AX-N1B】という3つの新モデルが発売されました。
プレミアムモデルからコンパクトなエントリーモデルまで揃っており、2025年春の現在でもこの3機種が最新モデルとして販売されています。

見た目はあまり変わらないけど、中身はどれくらい違うのか気になるところです!
今回はそれぞれの特徴や、以前のモデルから変わったポイントをまとめています。「そろそろ買い替えようかな…」と迷っている方にも、ヒントになるポイントを整理してみました。
ちなみに、すでに流通がほぼなくなってしまいましたが、2023年モデルについても気になる方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
ヘルシオってどんなオーブンレンジ?新モデルの前におさらい

スチームで調理する“水のチカラ”が特徴のヘルシオ。最新モデルの違いを見ていく前に、まずはヘルシオがどんな家電なのか、サクッと確認しておきましょう。
ヘルシオは『過熱水蒸気』で調理するオーブンレンジ
ヘルシオは、シャープが開発した『ウォーターオーブン』です。一般的なオーブンやスチームレンジと違って、水だけを加熱して発生する“過熱水蒸気”で、食材の中までしっかり火を通すのが大きな特徴です。
この過熱水蒸気調理によって、余分な油を落としながらも、表面はカリッと中はジューシーに仕上がるのがポイント。揚げ物の温め直しや、冷凍食品の仕上がりにも違いが出ます。

トースターや電子レンジとそっくりですが、仕組みが全然違うんです!
また、機種によっては2品同時調理や、自動で献立を提案してくれるメニュー機能なども搭載されています。日々の食事作りをもっとラクに、そして楽しくしてくれる家電なんです。『ヘルシーでおいしい』を両立したい人にとって、ヘルシオはとても頼れる相棒になります。
2024年最新ヘルシオはこの3種類!特徴をサクッと比較

2024年に登場したヘルシオの最新モデルは3種類。それぞれに個性があるので、用途やライフスタイルに合わせて選ぶのがポイントです。まずはざっくりと、それぞれの特徴を比較してみましょう。
AX-LSX3B|高性能&フルスペックなプレミアムモデル

プレミアムモデルのAX-LSX3Bは、ヘルシオの全機能を網羅した最上位機種です。大型サイズで2段調理に対応しており、家族が多い方や本格調理を楽しみたい方にぴったり。スマホ連携でメニュー追加もできる、まさに『賢いオーブン』です。
また、『まかせて調理』機能で冷凍・冷蔵・常温の食材を同時に自動調理可能。忙しい毎日に頼れる一台です。カラーはブラック系とホワイト系の2色展開。キッチンの雰囲気に合わせて選べます。
AX-RS1B|バランスの良いハイグレードモデル

AX-RS1Bは、最上位モデルに比べて機能や価格が抑えられつつも、メインの機能は揃えたハイグレードモデル。2段調理仕様で『まかせて調理』など便利な機能もしっかり搭載。
最高の機能まではいらないけれど、しっかりヘルシオを満喫人にはちょうどいいバランス。カラーはこちらもブラック系とホワイト系の2色展開。使いやすさと価格のバランスを求める方におすすめです。
AX-N1B|容量も機能もしっかりしたスタンダードモデル

AX-N1Bは、上位モデルと同じ30Lの庫内容量を持ちながら、機能を厳選したシンプルなモデルです。機能は限られていますが、必要な機能に絞ることで価格を抑えています。
『まかせて調理(焼く)』機能に対応しており、冷凍・冷蔵の食材を選んで自動調理が可能です。ただし、冷凍・冷蔵の指定が必要で、上位モデルのように完全自動ではありません。
付属品はワイド角皿とハーフ調理網1枚のみで、『ヘルシオトレー(らくグリ!調理用)』は付属していません。カラーはブラック系のみの1色展開。まずは価格を抑えながらヘルシオを使ってみたいという方向けのヘルシオです。
比較しやすいように、スペック表もチェック!
2024年発売の3モデルとその主なポイントを一覧表にしてみました。こうしてみると、ちょっとずつ違いがあるのが分かりますね。
モデル名 | AX-LSX3B | AX-RS1B | AX-N1B |
---|---|---|---|
総庫内容量 | 30L(2段調理) | 30L(2段調理) | 30L(1段調理) |
オーブン温度調節範囲 | 65~250・300℃ | 100~250・300℃ | 100~250・300℃ |
レンジ出力 | 1000W・600W・500W・200W相当 | 1000W・600W・500W・200W相当 | 1000W・600W・500W・200W相当 |
まかせて調理 | 網焼き・揚げる、焼く、炒める、蒸す・ゆでる | 網焼き・揚げる、焼く、炒める、蒸す・ゆでる | 焼く |
掲載メニュー数(自動メニュー数) | 270(286) | 161(141) | 121(111) |
庫内有効寸法 | 幅395mm × 奥行305mm × 高さ240mm | 幅395mm × 奥行310mm × 高さ225mm | 幅395mm × 奥行310mm × 高さ225mm |
外形寸法 | 幅490mm × 奥行430mm × 高さ420mm | 幅500mm × 奥行435mm × 高さ390mm | 幅500mm × 奥行435mm × 高さ390mm |
質量 | 約23kg | 約22kg | 約21kg |
旧モデルとの違いはココ!それぞれ詳しく比較してみよう

今回のヘルシオ新モデルは、すべて旧モデルからのアップデート版。見た目のカラーリングが変わっただけ?と思いきや、実は細かな違いがちゃんとあります。それぞれの変化をしっかり確認して、自分にぴったりのモデルを選んでいきましょう!
AX-LSX3BとAX-LSX3Aの違いは?
AX-LSX3Bでは、新たに『らくグリ!調理』に対応し、ミニ角皿(ヘルシオトレー)が付属するようになりました。大きな角皿を使うほどではない一人分の調理などにとても便利です。少量の食材をパパッと焼きたいときにも手軽に使えるようになりました。
さらに、自動メニュー数が少し増え、『ほかほかキープ』や『ワンディッシュメニュー』なども追加されています。冷めにくくする保温機能や、レンジで一皿仕上がる手軽な調理メニューは、日常使いにうれしい進化です。
カラーバリエーションは赤から一転、ブラック系とホワイト系のシックな2色展開に変更されました。

プレミアムモデルのヘルシオといえば赤のイメージだったんですが、シンプルカラーも新鮮ですね。
AX-RS1BとAX-RS1Aの違いは?
ハイグレードモデルのRSシリーズでも『らくグリ!調理』への対応や、ミニ角皿の付属が追加されました。この追加により、少量調理や時短調理のしやすさがぐっと向上しています。
また、自動メニュー数がわずかに増加し、『ワンディッシュメニュー』も充実。一皿で手軽に完結するメニューが増えたことで、普段使いの便利さがアップしています。
カラーバリエーションも一新され、ブラック系とホワイト系の2色に。キッチンに合わせた選択が可能で、なじみやすくなっています。

少量調理対応とカラーリングの変化がメインになっています!
AX-N1BとAX-NS1Aの違いは?
AX-N1Bは、上位モデルと同じ30Lサイズながら、機能をぐっと絞ったシンプルなモデルです。自動メニュー数は減少し、『まかせて調理』は【焼く】のみ対応。冷凍か冷蔵かの選択も必要です。
らくグリ!機能も非対応でヘルシオトレーも付属していないので、より上位モデルと明確に差別化された設計になっています。「基本のヘルシオ機能だけでいい」という人にはぴったりの選択肢です。
カラーはマットブラック系のみの1色展開になり、よりシンプルに統一されています。

一世代前のモデルと比べると、このAX-N1Bが一番変化がありました!
2024年モデルの価格をチェック!通販サイトでの最安値は?

「いいな」と思ったモデルが見つかったら、次に気になるのはやっぱり価格。ここでは、2024年発売のヘルシオ最新3機種の通販での価格を考えていきます。あわせて旧モデルとの価格差もチェックしながら、お得に選べるヒントを探してみてくださいね。
最新モデルの価格一覧(2024年モデル)
2024年発売のヘルシオは、上位からエントリーモデルまで幅広く揃っています。それぞれのモデルについて、それぞれの価格帯があります。発売直後は一番高く、それから価格が落ち着いていくのはどのモデルも共通です。
価格がどれくらいお得なのかはサイトよりも販売業者に寄ります。ただし、通販だと実店舗より安いことがあり、また保証オプションがある店舗も多いので普段から利用している店舗で取り扱いがあれば安心です。

通販でも保証も付けられて良さそうだったので、私も通販で購入しました。
型落ちとの価格差は?お得に買うならココも要チェック
一世代前のモデル(2023年モデル)も、まだ在庫がある限り購入が可能です。2024年モデルにこだわらない場合は、こちらも候補に入れておくと選択肢が広がります。自分の欲しい機能が新モデルと大きな差がなければ、型落ちで賢くお得に買うのもアリです。
ただし、型落ちは在庫が少なくなると逆に値上がりすることもあるので、「安いから型落ちを選ぶ」はタイミング次第になります。あまりに古いモデルは逆に値上がりしていることも多いので、選ぶなら直近1年以内のものが無難です。

古いモデルの方が高い!? そんなこともあるので、お得な型落ちを選ぶのが大切です。
迷ったらコレ!使用シーンにぴったりのモデルをチェック
最新のヘルシオは3つのモデルがあるけれど、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。でも、使い方や暮らしに合わせて選べば、ぴったりの1台がきっと見つかります。ここでは、タイプ別におすすめモデルをご紹介していきます。
すべての機能をしっかり使いたいなら【AX-LSX3B】
AX-LSX3Bは、ヘルシオシリーズの中でもっとも多機能なプレミアムモデルです。冷凍・冷蔵・常温の食材を一度に調理できる『まかせて調理』にも対応し、調理の手間を大幅に減らせます。大きめサイズで2段調理も可能なので、家族分をまとめて作るときにも頼りになります。
無線LAN対応で、新しいメニューの追加や献立提案なども受けられるのがうれしいポイント。『らくグリ!』や『ワンディッシュメニュー』など、便利な機能もすべて搭載されています。

いろんな料理に挑戦したい人や、忙しい毎日をちょっとラクにしたい人にぴったりですね。
使いやすさと価格のバランスで選ぶなら【AX-RS1B】
AX-RS1Bは、基本の調理機能をしっかり押さえたハイグレードモデル。プレミアムモデルの次に位置していて、『まかせて調理』や『らくグリ!』も使え、2段調理も可能、庫内容量は30Lとたっぷりあるので毎日の調理に十分です。
こだわり火加減調理などエンジンパワーの違いによる部分と音声操作や対話に対応していないなどの差はありますが、ヘルシオのメイン機能をふんだんに使いながらも、価格は控えめでとてもお得なモデルになります。

コスパ重視だけど機能も妥協したくない…という人には、まさにちょうどいいヘルシオです!
シンプルに使いたいなら【AX-N1B】
AX-N1Bは、必要な機能だけを備えたシンプルなスタンダードモデルです。『まかせて調理』は【焼く】のみ対応で、冷凍・冷蔵は選択が必要ですが、操作もわかりやすく使いやすい設計です。
無線LANや『らくグリ!』は非搭載ですが、基本の自動メニューや過熱水蒸気によるヘルシー調理はしっかりカバー。「まずはヘルシオを試してみたい」「できるだけ価格を抑えたい」という方に最適です。シンプルな機能ながらも30Lと十分な容量があるので、一人暮らしでも作り置きでも使えます。

あれこれ多機能じゃなくても、必要なことがちゃんとできればOKという人にちょうどいい1台です。
まとめ

モデルごとに特徴や向いている人が違うので、「どんなふうに使いたいか」をイメージして選ぶのが一番です。せっかくのヘルシオだからこそ、毎日しっかり活用できる1台を選んでくださいね。

買ったあとの満足感は、スペックより『たくさん使えるかどうか』で決まる気がしています!