買って後悔すると言われがちなホームベーカリーですが、うまく選べばとても便利で大活躍できる調理家電です!実際に検討して購入した経験から、買ってから後悔しないために大切なポイントやおすすめモデルを解説していきます。
しっかり検討したおかげで、購入してから2年近くたっても後悔したことはありません。とても便利で、おいしいパン生活に一役買ってくれています。
後悔のないホームベーカリー選びができれば、焼き立てパンで日々の食卓がレベルアップします!特に、ブランパンで糖質制限をしている、グルテンフリーにこだわりたいなど、普通とはちょっと違うパンを食べたいときは自分で焼くのが一番お手軽です。
ホームベーカリーがあれば、ブランパンからグルテンフリーのパンまでさまざまなパンを簡単に楽しめます。プロでなくとも、おいしいパンを焼けるのがホームベーカリーのすごいところです。パンどころか、ケーキやクッキーさえまとも焼いたことのなかった私でもおいしいパンを焼けているのがその証拠です。
ホームベーカリーの選び方のポイントからおすすめのモデルまで、購入して使用している視点も含めて解説していきます。ホームベーカリーの購入に悩んでいるときは参考にしてみてくださいね。
ホームベーカリーで後悔しないために!3つの原因と対策
ホームベーカリーで後悔する原因が前もって取り除ければ、買ってから後悔してしまうリスクをぐっと小さくすることができます。後悔しないために考えるべき3つのポイントについて解説していきます。
シンプルな材料と手順でパンが焼けること
ホームベーカリーは、使ってこそ価値がある調理家電です。
パンが焼きあがるまでの工程が、少なければ少ないほど使用までのハードルが下がります。パン作りに時間があまりかけられなさそう…と思ったら、手間の少ないモデルを選ばないと使わなくなってしまう可能性アップです。
カンタン操作でパパッとセットできるモデルを選ぶ
手軽に扱うためには、普段使うメニューがすぐ呼び出せるモデルであることが大切です。
パンを焼き始めるまでの工程がややこしいと、『まず説明書で手順を思い出す』というところから始めなければなりません。説明書を開くだけと思いつつ、これがとても面倒に感じてしまいます。見なくても思い出せるくらい単純な操作であれば、確認する手間が省けます。
パンミックスを使って計量の手間を減らす
パンミックスによっては、ほとんど計量せずに焼けるものもあり、手間がかなり省けます。
材料の計量は、パン作りの手順の中でいちばん面倒な作業です。はかりに乗せて計量しながら加えていくだけなのですが、量が多いと地味に時間がかかります。
現在では、さまざまなパンミックスが販売されています。私はブランパンを作ることが多いのですが、糖質オフのパンミックスに限っても種類が豊富です。
普段使っているパンミックスなど、ブランパンを作るときに便利なパンミックスについて別記事にまとめています。ブランパン作りを検討するときには、参考にしてみてくださいね。
本体のサイズや焼けるパンの大きさがライフスタイルと合うこと
ホームベーカリーは存在感のある家電です。置く場所にもよりますが、必要十分なサイズのモデルを買うことが大切です。自分が食べる適量サイズを買えば、余り過ぎて困ることも、足りなくて頻繁に焼く羽目になることもありません。
置き場所に困ったら移動できるキャスターで解決
私の場合、毎日焼くわけではないので、普段はキャスターで端の方に移動させています。シンプルでコンパクトなサイズを購入していますが、それでも使わないときはちょっと邪魔です。そんな時、キャスターの上に乗せておけば、必要に応じて出したり仕舞ったりすることもカンタンです。
余った分は冷凍して食べる量を調節
手作りパンは保存料が入っていないため、そのままではあまり長持ちしません。焼きあがったパンが食べきれないときは、冷凍すれば食べたいときにおいしく食べられます。
パンやごはんをその時々で食べたいので、パンは積極的に冷凍しています。特に食パンは、へらたいのでスペースも取らず、そのままオーブントースターで焼いてもおいしく食べられるのでおすすめです。
我が家のヘルシオは、冷凍パンを焼きたてにあたためるための機能があらかじめメニューとして搭載されています。この機能が本当に優秀で、普通のパンからミスドのパイまでおいしく焼き直してくれます。ヘルシオを購入して以来、よりパンを冷凍しやすくなりました。
ヘルシオのパンあたため機能については、以下の記事で解説しています。冷凍したパンをおいしく食べる方法を探しているときは、ぜひ読んでみてくださいね。
機能と価格のバランスがちょうどよいこと
パン作りに慣れていれば、多彩なメニューを使いこなすこともできますが、初心者には悩んでしまうもとになることもあります。機能が増えれば価格も上がります。自分の目的に合わせて、必要なレベルを見極めることが大切です。
初心者であればシンプルな機能のホームベーカリーが安価でカンタン
ホームベーカリーは、モデルに幅のある調理家電です。初めてパン作りをするひとのために、シンプルで安価なモデルも発売されています。
高機能なホームベーカリーを思い切って買ったとしても、思うように使いこなせなければ後悔のもとになってしまいます。まずはシンプルなおいしい焼き立てパンを味わうところから始めてみるのが安心です。
高機能モデルは価格も高いがメニューのレパートリーが豊富
高機能モデルは、さまざまな機能が搭載されています。少し凝ったパンを作りたい、パン以外の色々なメニューに役立てたいと思ったら、高機能のモデルであれば幅広く対応することができます。
シンプルなモデルと価格に差がありますが、価格の差だけ性能も強化されています。料理が好きな人にも満喫できるだけの充実した機能が楽しめます。
ホームベーカリーで後悔しないために購入までに検討した3ステップ
ホームベーカリーを買うからには、後悔のない買い物がしたかったので、検討を重ねて購入しました。実際にホームベーカリーを購入した際に検討した点について、ステップごとに解説していきます。
自分が重視するポイントを決める
まずは、ホームベーカリーを買おうと思ったきっかけを振り返って、欲しい機能やサイズを検討します。
どんなパンを焼くために買う?⇒とにかくシンプル、パンミックスで普通のパンを焼ければいい
ホームベーカリーを購入したきっかけが『ブランパンを自宅で焼きたい』でした。ブランパンは購入できるところが限られていて、自分で焼いてしまった方がコストも手間も抑えられます。
ブランパンのパンミックスを使って食パンを焼く、という目的のために選ぶことを第一に考えて検討することにしました。
ブランパンで使うメニューが必要⇒専用メニューか『早焼き』が欲しい
富澤商店のふすまパンミックスのレシピにも明記されているとおり、『早焼き』メニューを使用することが推奨されています。慣れないパン作りなのに、自分でアレンジは難しすぎます。少しでも失敗する確率を減らしたかったので、推奨されている『早焼き』メニューがあるモデルを探しました。
どのくらい食べる?⇒1斤あれば十分だけど多くてもいい
冷凍庫のスペースには余裕があったので、残った分は冷凍することができます。キャスターで移動すれば置き場所にも困らないことから、大きさは重要視しないでその他の点で選ぼう、と決めました。
自分が求める条件をすべて100%満たすホームベーカリーを探していると、選びきれなくなってしまうかもしれません。重視しない点を決めることも大切です。
メーカーや大体の価格から目当てのモデルを決める
重視する機能やサイズがはっきりしたところで、各メーカーの価格帯を見ながらモデルを探し始めます。
欲しい機能があって価格が程よくて、好きな見た目のものがいい⇒タイガーのKBY-A100にする!
欲しい機能と程よい価格に収まるものから、このモデルに決まりました。なんとなく魔法瓶系のメーカーがいいなと思っていましたが、それよりも見た目がなんとなく好きだったところがポイントです。
好きなメーカーのほか、好きな色や好きな形など、機能と価格が絞れたらあとは好みで決めます。ホームベーカリーの口コミは結構賛否両論が多いので、最終的には自分の感覚を信じて決めました。
価格を調べて購入する店を探す
買うホームベーカリーが決まっていればあとは価格を見比べるだけ⇒購入!ホームベーカリーとの生活がスタート
この時点までに機能から価格までを順番に検討してモデルを決めているので、自信をもって購入を決めることができます。
モデルは決まっていたので、価格を見ながら購入する店舗を決めるだけになるので、モデル比較と価格比較を一緒にしながら悩むよりにシンプルに検討できます。
ホームベーカリーで後悔しないためのモデル選び【サイズ別】
焼き上がりサイズは、大きく分けて2サイズの選択肢があります。それぞれのサイズごとに、人気(*1)のホームベーカリーランキングをみていきます。
1斤サイズで人気のホームベーカリー
おうちで乃が美!パナソニック SD-MDX102-K
高級「生」食パン専門店である乃が美が、レシピ監修をしている「おうち乃が美」というレシピが付いています。
公式がアレンジレシピも一緒に公開しており、抹茶&甘栗、モン&オレンジピールなどいろいろなアレンジ食パンも楽しむことができます。
1.5斤が焼ける!ツインバード PY-E635W
このモデルの人気の秘訣は価格です。ホームベーカリーでイメージする値段よりずっと安く買うことができます。
タイマーやおもちなどの基本メニューの付いた、とてもシンプルなホームベーカリーです。ホームベーカリーに二の足を踏んでいた人でも、試しに買ってみようかなと思わせてくれる価格です。
マルコメ監修発酵メニューも!シロカ SB-1D151
見た目もかわいく機能も充実していて価格も安めという、優秀なホームベーカリーです。
糖質オフのパンは、普通の食パンと使う粉が違うため、独自メニューがある方がカンタンにできます。発酵メニューやフランスパン風など、時間はかかるもののおいしそうなメニューが満載です。
2斤サイズで人気のホームベーカリー
お手頃でシンプル!シロカ SB-111
お手頃な価格ながら、パン以外にもうどんやパスタ、蕎麦も作れてしまうホームベーカリーです。
17メニューとシンプルな作りですが、初めてパン作りに挑戦するときのエントリーモデルとして優秀な価格と機能のバランスが保たれています。
お手頃でかっこいいブラック!アイリスオーヤマ IBM-020-B
アイリスオーヤマから発売されている、お手頃価格のホームベーカリーです。
メニューは19メニューとシンプルながらも、こね、発酵、焼くなどの単独メニューもついており、基本機能はおさえています。
フレッシュチーズも作れる!シロカ SHB-712
シロカからはいろいろなモデルが発売されていますが、こちらは機能が充実しているモデルです。
29メニューが搭載されていて、普通のパンからヨーグルトまでいろいろな楽しみ方ができます。
まとめ
ホームベーカリーは、パンを捏ねる力がなくとも焼き立てパンを食べられる、とても便利な調理家電です。自分の都合に合わせて焼き上げることができるので、パン屋で目当てのパンの焼き上がり時間を気にする必要もありません。
自宅での手作りでありながら、想像以上においしく焼き上げることができます。まだしばらくおうち時間が長い日々が続きそうです。ぜひ自宅で焼き立てパンを楽しんでみてくださいね。
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*2 記事掲載時点の参考価格