糖質オフできる炊飯器!糖質をカットしたごはんはおいしく炊けるのか

お役立ち家電
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おこめを炊くだけで、ごはんの糖質カットを実現できる炊飯器を購入しました!ごはんというと糖質が多い食品として悩ましいもののひとつですが、食卓にはかかせないものです。そんな悩みを解決してくれたのが、糖質カットの機能がある炊飯器でした。糖質カットの炊飯器と仕組みから、糖質オフしたごはんの実食レポまで、使った感想と合わせて解説していきます。

いくら糖質オフしても、ごはんがおいしくなかったらつらいですよね。

糖質オフの炊飯器は。どれも口コミの賛否が分かれていますが、本当に購入して良かったです。ブランパンも大好きですが、白米も日々の食事には必需品です。糖質オフの炊飯器が気になっていたら、ぜひ参考にしてみてくださいね。

糖質カットできる炊飯器にはどんなモデルがある?

糖質カットできる炊飯器は、私が購入した山善以外にも、色々なメーカーから販売されています。

THANKO 『糖質カット炊飯器』LCARBRCK

発売年 2018
炊飯方式 マイコン
容量 6合
ホームベーカリー並に大きい本体ながら、糖質は約33%カット

2018年にTHANKOから発売された糖質をカットできる炊飯器です。今回購入した山善の糖質カット炊飯器と同じ方式で、煮ることによって糖がお湯に溶けだし、そのお湯を別途溜め込むことでごはんから除いていきます。

本体がとても大きく、台所のスペースに余裕が求められるサイズでした。

今は後継機が発売されていますが、当時は画期的で注目を集めました。

THANKO 糖質カット炊飯器 匠 SLCABRCK

発売年 2019
炊飯方式 マイコン
容量 4合
糖質カットは最大35%、前モデルよりもちょっとだけコンパクトになった

2019年にサンコーから発売された糖質カットできる炊飯器で、2018年に同社から発売されたモデルの後継機です。前モデルよりいろいろな面でパワーアップしました。

糖質のカット率が少しながら向上し、前モデルの水タンクが不要になっています。糖を煮出して、お湯に溶けだした糖を米と分離させることで糖質カットを実現するところは同じです。

前モデルにあった「蒸し料理」モードはなくなったものの、通常炊飯(糖質カットしない)が選択できるようになりました。普通の炊飯器としても使える汎用性はアップしています。

タイガー IH炊飯ジャー とらひめ JPE-A10Z

発売年 2018
炊飯方式 IH
容量 5.5合
専用の米粒状加工食品「とらひめ」を使うことで糖質を約47%オフ

2018年にタイガーから発売された糖質オフの炊飯器です。米粒状加工食品(とらひめ)を使用することで糖質オフを実現していました。

タピオカやこんにゃくなどを原料にして独自開発されたとらひめを使うため、糖質オフ率は約47%と高いです。しかし、別売りのとらひめを買う必要があり、コストがかさんでしまう仕組みでした。そのとらひめも、すでにタイガー公式のオンラインショップでも販売されていません。とらひめがなければ、普通の炊飯器と同じになってしまいます。

アイリスオーヤマ ヘルシーサポート炊飯器 RC-IJH50-W

発売年 2020
炊飯方式 IH
容量 5.5合
糖質をカットするのではなく、『お米のかさを増して少ないお米で満足感を出す』しくみ

アイリスオーヤマの炊飯器の一番の特徴が、お米の糖質を除去するのではなく総量における割合を下げるという点です。お米を煮て糖を煮出す方式が多い中、アイリスオーヤマは違う方式をとっています。

お米を炊く際、米に水分を多く含ませることで、炊きあがりのかさが増します。結果として、同じお茶碗1杯でも米の量は少なくなるため、糖質がカットできるという仕組みです。『お米が柔らかい』という口コミが多いのはそのためですね。

山善 糖質カット 炊飯器 YJF-M30CC(W)

発売年 2019
炊飯方式 マイコン
容量 3合
糖質カットの炊飯器が一万円以下で買える

山善の糖質カットの炊飯器はマイコンとIHの2タイプがありますが、こちらはマイコン式です。糖質を煮出して、糖を含んだ水を外釜の方に溜める、内釜と外釜の二段構造です。

IH式と基本的な仕組みは変わらないものの、マイコン式はIH式の前モデルという位置づけのため、価格面が魅力です。現在の価格で一万円を切る価格帯なので、糖質カットの炊飯器がどんなものか試してみたい!というときには嬉しい価格です。

IHにこだわりがなければ、同じ山善の後継モデルの約半額で糖質カットの炊飯器が手に入ります。

山善 糖質カット 炊飯器 YJK-E30CC

発売年 2020
炊飯方式 IH
容量 3合
糖質カット率は約22.3%、IHでしっかり炊ける

2020年に発売された山善の糖質カットできる炊飯器は、前モデルがマイコン式だったところがIHになりました。

二重構造の釜で糖質カット

釜を二重にすることで、糖分を煮出して溜めるしくみ

マイコン式も同様ですが、この炊飯器は、内釜と外釜のふたつが付属してきます。通常の炊飯を行いたいときは外釜だけ、糖質オフの炊飯をするときは内釜も合わせて、という使い方です。一つの炊飯器で、通常炊飯と減糖炊飯もどちらも行うことができます。

糖質カットをするために内釜を使って炊飯すると、お米から煮出された糖分が外釜の方へ溜まります。この方法で、糖質を約22.3%もオフしてくれます。

炊飯器の構造自体はとてもシンプルにできているため、炊いたあとに釜を洗うのも簡単です。

ごはんが炊けたあとに内釜を外すと、外釜の底に水が溜まっているのが分かります。

好きなお米を使える

専用のお米や材料を買う必要がなく、いつものお米でOK

山善の糖質オフ炊飯器では、いつも食べているお米を使うことができます。こんにゃく素材のものからカリフラワーまで、白米代替品はいろいろありますが、普通のお米が使えればおいしい上に安価です。

白米代替品は、製造しているメーカーが生産終了してしまうと買うことができません。炊飯器は頻繁に買い替えるものではないので、長く使えるように汎用性がある方が嬉しいですね。

糖質オフの炊飯器でごはんを炊いてみる

ごはんといえば甘み、というイメージがあるので、糖質をオフしたらどうなるんだろう?というのが気がかりでした。

シンプルなためにより味に違いが出てきそうな白米(ジャポニカ米)と、元から甘みの少ないバスマティライス(インディカ米)、特徴の違うそれぞれのお米で試していきます。

この2種類がうまく炊ければ、我が家のごはん事情としては大満足です。

糖質オフのごはん(白米)

糖質オフでも美味しいお米が炊ける、水加減は要ひと工夫

普通の白米が炊きあがりました。若干甘みが減っているような気もする程度、言われなければ糖質オフだと気づけません。ドキドキしながら蓋を開けましたが、糖質が22%以上も減っていてほとんど変わらないごはんが食べられるのなら大満足です。米粒のつやもちゃんとあります。

既定の水の量&浸水時間ゼロで炊いたところ、柔らかめのごはんになりました。糖質カットの効果を重視して浸水時間をゼロにしたのが影響しているかもしれません。

この後、1.5合&夜にセットし朝食べるようにタイマー予約したところ、少し柔らかい程度にまで改善しました。タイマー予約時の注意点として、浸水時間が長いと、水を吸い過ぎて減糖効果が薄れるとありましたが、より自然な炊きあがりを考えるなら多少浸水させた方が良さそうです。

今回使用したお米はつや姫(無洗米)、0.5合です。夜疲れていても炊けるように、いつも無洗米を使用しています。

試しに使って以来、便利すぎて普通のお米に戻れなくなってしまいました。

糖質オフのごはん(発芽米+雑穀)

減糖炊飯でもおいしい!少し固めになりがちな発芽米もちょうど良い固さになる

今回は雑穀の量に合わせて1.5合、朝にセットするのが大変なので、夜にタイマーセットし朝に炊きあがるように設定しました。すると、発芽米と雑穀のコンビが既定の水量で理想の固さになりました。

発芽米+雑穀のゴハンになると、穀物の味が強くなるので甘みの現象が白米より感じられません。発芽米が大丈夫であれば、この組み合わせが一番普段使いしやすく感じました。どんなおかずにも合います。発芽米はファンケルのものを使用していますが、こちらも無洗米同様ほとんど研がずに済むタイプです。

炊く前にしっかり混ぜ込んでしまったためか、極小サイズの穀物は少し外釜に流れ込んでしまいました。今回は雑穀で少しだけなので問題なかったのですが、米の上に散らして炊けてから混ぜるなどひと工夫すると良さそうです。

糖質オフのごはん(バスマティライス)

パラっとして適度に柔らかい、とてもおいしいバスマティライスが炊ける

バスマティライスについてざっくり補足すると、細長くてパラッとしている、若干香りのあるお米で、インドやパキスタンなどではおなじみです。インドやタイのさらっとしたカレーにとても良く合うので、手軽に異国気分を味わえます。

0.5合、既定の水量で浸水ゼロで炊きました。結果、いままで使ってきた炊飯器の中で一番おいしいバスマティライスを炊くことができました。米粒はパラパラしていて、それでいて固くなくほどよく柔らかです。グリーンカレーを準備して炊きましたが、とても良く合います。

糖質オフのしくみが、結果としてバスマティライスには良い方向に働いたようです。ジャスミンライスなども同じインディカ米なので、おいしいに違いありません。

アジア料理を作るときに本格的なごはんを用意できて、さらに糖質オフなのは嬉しいです。

糖質オフのカレーピラフ(バスマティライス)

パラっと軽く炊きあがるのでピラフ系の料理にぴったり

丸いボウルで形を整えたカレー風ピラフです。糖質オフの仕組みで炊き上げていますが、ターメリックの色味も問題ありません。

ポイントとして、通常の炊飯より味が薄めになります。糖質を水に含ませて外釜に溜めるしくみのため、調味料が下に流れてしまう分がありそうです。そのため、味を付けるときには少し濃い目にするくらいでちょうどよいと思います。

まとめ

糖質カットのできる炊飯器は、主食であるごはんを糖質オフできるので、糖質に気を付けなければならないときの強い味方です。

どの炊飯器も、糖質を20%以上カットしてくれています。それだけの糖質がカットできれば、主食にお米をしっかりと組み込むことができるようになります。これまでは量を減らすなどしていましたが、糖質カットの炊飯器を購入したおかげで心に余裕ができました。

ごはんの糖質に悩んでいるときは、ぜひ検討してみてくださいね。
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*1 記事掲載時点での参考価格
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