ヘルシオ最高！と常々思っている私ですが、それはあくまで私がヘルシオと相性が良かっただけに過ぎません。調理家電はある程度高額になってしまうので、自分との相性をしっかり考えないと金額の分だけ満足度を得られなくて後悔してしまいかねません。
毎日使っている中で、こういう人にはぜひおすすめしたいけどそうでもない人もいるな？と感じています。具体的な使い道と合わせて解説していきますので、ヘルシオ検討の参考にしてみてくださいね。
ヘルシオをおすすめしないかどうかチェックするポイント3つ
実際の向き不向きの前に、おすすめできるかどうかを考えるうえで大切なポイントを、簡単にあげておきます。
好きな料理はヘルシオが得意かどうか
ヘルシオには、得意な料理とそうでもない料理があります。どんなものも一通り問題なく作ることはできますが、これはすごい！と感動できるものとそうでもないものがある、というのが正直なところです。
得手不得手があるのは人間も同じですし、それ自体はまったく構いません。でも、自分が毎日のように作る料理が得意ジャンルに入っていないのであれば、上位機種が10万円超えするものが必要かな？と思うのは仕方のないことです。
よく使う機能はヘルシオのアピールポイントと合っているか
その高性能な機能を普段使わないのであれば、これもヘルシオの価値を下げてしまいます。ヘルシオが高額な理由は、その高性能さ故です。
たまに作るごちそうのために買うのもアリなのですが、大きくて存在感のある家電を買うのであれば、使い込んでこそだと思います。置いておくだけで確実に古くなっていくので、やっぱりちょっともったいない気がします。
ヘルシオを使ってもつらくならないスペースがあるか
ヘルシオ、かなり大きいです。ヘルシオを購入する前に使っていたものもオーブン機能付きでしたが、サイズが一回り大きくなりました。冷蔵庫と並んで台所の主役です。
扉を開けるときに前のスペースも必要になります。つまり、置くところ＋扉のぶんというスペースが必要です。
ヘルシオをおすすめしない人とは？
ヘルシオを愛用していて考える、『こういう場合は他の選択肢を考えた方がいい気がする』というパターンです。
電子レンジでのあたためがほとんど
ヘルシオの長所はあくまでウォーターオーブンなので、レンジ機能は正直なところ普通です。もちろん普通に使えるんですが、普通なので特に感動することはありませんでした。
ワンボウル調理を最大のアピールポイントとしているビストロは、レンジ機能を強みにしています。なんでもレンジでチンして完成さたいとき、ビストロが搭載している高精細の64眼スピードセンサーが大活躍してくれるはずです。
ビストロについては、こちらの記事で解説しています。レンジ派のひとは、こちらも参考にしてみてくださいね。
ふんわりトーストを焼きたい
ヘルシオにはトーストメニューが付いているのですが、標準はもちろん弱めにしてもカリッとした仕上がりから抜け出せません。開発者の人はカリッと派だったのだろうなあと思ってしまうくらい、私の好きなふわっかりっのトーストになりませんでした。
普段ほとんどトーストを焼かないので構わないのですが、食パンが主食で、ふわっと派だったら悩ましい仕上がりです。手動で焼けばよいのかもしれませんが、それはあまりに面倒。丸い形のパンを温めたりするのはとてもうまいだけに、惜しいところです。
パンと言えばバルミューダがとても有名ですし、とてもおいしいという話も実際に聞きます。パンが目的であれば、その目的に見合ったものを選ぶのもアリかもしれません。
ヘルシオの扉を全開にできないスペースしかない
ヘルシオは、本体はもちろん扉もとても大きいです。中のものを取り出すとき、上から下にがばっと扉を開ける必要があるため、そのスペースがないと調理したものを取り出すのにとても苦労します。
調理のときによく使う角皿も大きいですが、扉が開くだけのスペースがあれば問題ありません。角皿は、ほぼ扉と同じくらいの大きさです。
ヘルシオの設置寸法については、こちらの記事で解説しています。キッチンの広さがギリギリになりそうなときは、参考にしてみてください。
ヘルシオをおすすめしたい人とは？
おすすめしないことの理由と同じくらい、おすすめしたい理由もあります。
蒸したりグリルしたりシンプルに調理したい
ヘルシオと言えば過熱水蒸気。ウォータースチームを使うものは本当においしいです。ただ切って洗っただけの野菜を蒸したり、お肉をグリルしたり、食材を自動で判定して調理してくれる優秀な機能が搭載されています。
電子レンジでチンするよりも、こういった調理メニューを使うことが多い場合はヘルシオは活躍できます。
スーパーの揚げ物を温めて食べることが多い
いままでは、トースター機能やレンジ機能で温めていた総菜も、専用メニューでヘルシオに仕上げてもらうことができます。この機能がとても優秀で、びっくりするほどサクサクにおいしくできあがります。
冷え切った揚げ物を、しっかり中まで温めつつサクサクに仕上げるのは結構難しいものです。トースター機能だとサクサク感はあがりますが、油断すると焦げますし、レンジだとべちゃっとなりがちでした。もっと前面にアピールしておいて欲しかった、と思うくらいよく使っています。
冷凍した丸いパンやパイを焼き直して食べたい
トーストはあまり私の好みの焼き加減になってくれないヘルシオですが、丸いパンやパイはとてもおいしく温めてくれます。外はサクッと、中はふわっとしていて、パンやパイを焼いたような気持ちにさせてくれるくらいにはおいしいです。
普通の冷凍パン、ケーキ屋さんのアップルパイ、ミスタードーナツの総菜パイなどいろいろな食材を試してきましたが、どれも見事においしかったです。メニューを選ぶだけで、時間など細かい指定はいりません。
実際にこの機能を試した感想などは、こちらの記事にまとめています。
まとめ
ヘルシオをおすすめするかしないかについては、ヘルシオの特徴と自分のライフスタイルが合っているかということがとても重要になります。いくらヘルシオが優秀だったとしても、その優秀な機能を使う機会がなければその恩恵を受けることができません。
ヘルシオは、買ってから使い道を考えるというよりは、使い道が決まっているところから買うかどうかを考えた方がよい商品です。せっかくのヘルシオを買って後悔するのはあまりにもかなしいことです。
私はヘルシオのおかげで、日々の食事が格段にレベルアップしました。どんなことを検討していったのかについては、こちらの記事で解説しています。どれを買おうか悩んでいるときには、ぜひ参考にしてみてくださいね。
