鳥越製粉から発売されているオーツブランミックスを使えば、材料をホームベーカリーにいれるだけでおいしいオーツブランのパンを作ることができます。
パンdeスマートのシリーズには、通常のブランパンミックスとオーツブランミックスの2タイプがあります。同じパンdeスマートでパッケージもちょっと似ていますが、中身はしっかり違います。
オーツブランミックスは、材料から焼き上がりまで、普通のブランパンミックスで焼いたパンとはまた違った魅力があるミックスです。実際にホームベーカリーで焼いたパンと一緒に、違いを解説していきます。
オーツブランミックスに使われているオーツブランとは？
オーツブランミックスの主役である『オーツブラン』について、簡単に確認しておきます。
オーツブランとは『オーツ麦のふすま』
オーツ麦とは、えん麦（エンバク）やからす麦（カラスムギ）と呼ばれる麦で、小麦や大麦とは違った種類の麦です。栄養価が高く、グラノーラなどで馴染みのある麦ですね。
オーツ麦は栄養満点
オーツ麦の最大の特徴は、その栄養素の豊富さにあります。
食物繊維は玄米の約3.5倍、カルシウムは玄米の約5倍、鉄分は玄米の約2倍です。栄養が豊富な玄米と比べてもこれだけの栄養素が含まれています。(*2)
栄養素は何倍にもなるのに、このオーツブランミックスで作ったパンの糖質はとても低めです。食物繊維には血糖値の上昇を抑える効果があるので、掛け合わされることで強力な健康の味方になってくれます。
オーツブランミックスと普通のブランパンミックスの違いは？
いいことづくめに思えるオーツブランミックスですが、普通のブランパンミックスとの違いは栄養素だけではありません。呼称が長くなってしまうので、通常の小麦ふすまのミックスをブランパンミックスと表記していきますね。
使っている麦の違い
原材料の違いが一番わかりやすい違いです。
オーツブランミックスは小麦粉は使われていません。パンとしての機能を持たせるための小麦たんぱくは使用されているのですが、通常のミックスであれば使われている小麦ふすまの代わりにオーツブランが使われています。
焼き上がりの色の違い
ブランパンミックスで焼いたパンは、パンの切り口までブラウンカラーです。一方で、オーツブランミックスで焼いたパンはそれよりも淡いベージュ色をしています。
この通り、パッケージ表面の写真通り、偽りなしの色味でした。ブラウンカラーもきれいですが、このくらい色味が薄ければ用途も広がります。真っ白とまではいきませんが、かなり自然な色味できれいです。
食べてみたときの風味の違い
ブランパンミックスで焼いたパンは、小麦ふすま特有のクセのある味になります。オーツブランミックスは、このクセがかなりマイルドになっています。普通の食パンの方に近い味に感じます。
ブランパンのクセの強い味は家族内でも賛否両論になりがちですが、このオーツブランミックスで焼いたパンは万人に喜ばれやすい味です。
まとめ
オーツブランミックスは、より普通の小麦のものに近いパンが焼けるパンミックスです。オーツ麦の栄養を摂りつつ、糖質は大幅に抑えられます。
どうやらスーパーにはあまりおろしていないようで、いまだに一度も見掛けたことがありません。どこで売ってるんだろう？と思っていましたが、インターネット販売が主になっているようです。1kgサイズのみなので、届けてもらえて助かっています。
オーツブランミックスは、パンミックスではあるもののパン以外もおいしく作ることができるミックスです。1kgサイズしかなくても、パン以外にも使えればおいしく消費できます。
オーツブランミックスのパン以外のレシピについては、こちらで解説していますので、参考にしてみてくださいね。
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*2 https://rondfactory.jp/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%84%E9%BA%A6/
