AX-RA20とAX-HA20の違いとは?価格や機能をAX-XA20との違いも合わせて解説

スチームオーブンレンジ
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ヘルシオのAX-RA20とAX-HA20は、2021年末に発売された価格も機能も真ん中に位置するモデルです。最上位モデルであるAX-XA20や最新式のAX-XA30とエントリーモデルの中間に位置するようなモデルです。

数週間違いで発売されるAX-RA20とAX-HA20は、カラーリングの違いはあれど、パッと見ただけでは違いが分かりづらいそっくりなモデルです。すでに発売されているモデルも合わせて、機能や価格の違いを解説していきます。

現在、この2つのモデルは流通がほとんどないため、価格がプレミア価格のようになってしまいました。発売時期や機能を考えると購入をおすすめしたくないため、価格は2024年現在更新していません。

2023年発売のヘルシオが、むしろ安くておすすめです。この価格帯のヘルシオを検討しているときは、こちらをぜひ参考にしてみてくださいね。

機能については参考になるかと思いますので、自分に合ったヘルシオを選んでみてくださいね。

AX-RA20とAX-HA20の違いとは?大きく違う機能は2つ

AX-RA20とAX-HA20の違いを、機能面からみていきます。

日々ヘルシオを使っていて感じることも含めた視点でチェックしていきますね。

AX-RA20とAX-HA20は細かい装備や機能が少しだけ違う

搭載しているセンサーが異なることにより、いくつかの機能が違っている

AX-HA20と違い、AX-RA20はエリア別の見極めができる64眼赤外線が搭載されています。センサーが見極められる分、できることの範囲が増えるということです。

AX-RA20とAX-HA20、機能の主な違いはこの2点です。

  • まかせて調理で冷凍食材を使うとき
  • ごはんとおかずを2品同時あたためするとき

AX-RA20とAX-HA20では、AX-RA20の方が上位モデルになるものの、日々使っていてイチオシだと感じている『まかせて調理』はどちらも搭載されています。実際にできるかどうかの点で考えると、一番の違いは2品同時あたためということになります。

これは、ごはんとおかずを一度にあたためることで、時短を狙った機能です。この機能の場合、常温または冷蔵の食品を組み合わせる必要があって、冷凍は使えないので注意が必要です。

私は冷凍のものを使うことが多いので、いまだにこの機能を活用できていません。出来合いの総菜を買って帰って、冷蔵庫に入れたごはんと一緒にあたためたいときなどに使える機能ですね。

私はヘルシオを毎日使用していますが、『まかせて調理』は冷凍の肉や魚を何も考えずに調理できるので本当に便利です。この機能を使いたいがために上位モデルを購入しました。冷凍と冷蔵を一緒に調理できるのも魅力です。

シャープの公式も、調理の様子を動画で紹介しています。

ヘルシオで作ったから揚げはおいしくておすすめです!いろいろなからあげ粉で試してみた結果をまとめていますので、からあげが気になるときは読んでみてくださいね。

AX-RA20とAX-HA20の見た目の違いは特徴的

AX-RA20では、珍しいメタルカラーを楽しめる

ヘルシオは、上位モデルとエントリーモデルでは自動調理の方法が異なります。AX-RA20とAX-HA20であれば、操作に少しの違いはあれど、どちらもこの機能が使えるようになっているので、差別化としては機能より見た目、そして価格だと感じています。

いままでは赤や白、黒といったカラーリングだったので、メタルカラーのヘルシオは目を引きます。

AX-RA20とAX-HA20の違いによる価格の差は?

新モデルであるAX-RA20とAX-HA20は、どのくらいの価格帯なのか、現在発売中のモデルとの比較しながらみていきます。

上位モデルであるAX-RA20の方が少し高い

AX-HA20AはX-RA20より数千円ほど安く買うことができる

現在のそれぞれの価格(*1)は、以下のようになっています。

AX-RA20 76,850円
AX-HA20 69,680円

センサーの質を落としていることによる価格の差はこのようになっています。AX-RA20が下がればAX-HA20も下がるというような形になっていて、価格差は旧モデルで同じような関係性だったAX-XA10とAX-X10のときと同じような価格設定でした。価格差はしばらく安定している印象でしたが、現在少し差が縮んた状態です。

AX-RA20が安くなればAX-HA20も連動して安くなっていることを考えると、現行モデルである限りは、一定の関係性が続きそうなので、このくらいの変動幅で落ち着いていきそうです。

現在発売中の他モデルと比べてもバランスの取れた価格

比較的同時期のモデルと合わせて、価格(*1)がどのようなバランスになっているのかをみていきます。

AX-RA20 76,850円
AX-HA20 69,680円
AX-XA30 88,177円
AX-XA20 95,980円
AX-UA30 36,840円
AX-UA20 52,780円
最新モデルの登場により価格差が縮まっている

まずは上位2モデルをみていくと、AX-RA20については、同年に発売されたAX-XA20やその後継モデルであるAX-XA30との差は数万円です。AX-XAシリーズはAX-RA20よりも機能が充実していていますが、新モデルが発売されたことで値が下がり、価格差が一気に縮まりました。

一方で、安価モデルに位置しているモデルは、機能に違いがあります。AX-UA20やAX-UA30は、AX-HA20よりコンパクトでシンプルなモデルです。コンパクトモデルではAX-UA30もすっかり値が落ち着いて、AX-HA20と同年発売のAX-UA20より安いくらい、ぐっと安くなっています。

AX-UA20とAX-UA30の違いについては、こちらの記事で解説しています。よりコンパクトなヘルシオを探しているときには、こちらも参考にしてみてくださいね。

上位2モデルから選ぶのであれば、AX-XAシリーズを愛用している身としては、価格も近く機能が満載のAX-XA30をおすすめしたいところです。それでも、一度買うとしばらく買い替えることはない調理家電でもあるため、少しでも新しいもの、より自分が好きになれそうな見た目を選ぶのも大切です。

2023年発売のモデルは、発売直後なこともあり一気に値段が上がります。AX-RA20とAX-HA20の新モデルも発売されましたので、合わせて検討したいときにはこちらを参考にしてみてくださいね。

AX-RA20とAX-HA20の違いはどういう人に影響する?

かなり機能が近いものの、『ここを重視するなら自然と選択肢が絞られる』という決め手もちゃんとあります。

温度の違うものを入れて調理することが多い

64眼赤外線センサーの恩恵を受けられる機能をたくさん使いたいならAX-RA20

AX-RA20とAX-HA20の一番明確な違いは、64眼赤外線センサーの有無です。冷凍と常温であったり、2品同時であったり、いわゆる『見極め』を重視する機能を使いたいときは、優秀なセンサーが役に立ってくれるはずです。

実際に、64眼赤外線センサーを搭載しているヘルシオで日々見極めが必要なものばかり調理していますが、しっかり判断して調理してくれています。人による判断がいらないところが最大の強みです。

キッチンのカラーを統一している

ヘルシオは存在感があるため、キッチンのインテリアを考えているひとはカラーに注意

ヘルシオは、小型の電子レンジに比べるとかなりの重量とサイズです。とても目立ちます。例えば白で統一したキッチンに赤のヘルシオがいたら、かなりのインパクトです。アクセントカラーとして置く場合を除けば、かなりの存在感になること請け合いです。

その点、今回の新モデルによって、ヘルシオのカラーバリエーションが増えました。せっかく長く使うのであれば、気に入ったカラーを選んだ方が長く楽しめます。

AX-XA20とAX-RA20やAX-HA20は何が違う?

同じ価格帯のAX-XA20と、今回発売したAX-RA20とAX-HA20の違いについても確認していきます。

AX-XA20は64眼赤外線センサー付き

AX-XA20はAX-RA20と同じセンサーを搭載している

AX-XA20は、64眼赤外線センサーが搭載されています。

ごはんとおかずを2品同時あたためも可能、まかせて調理の際にも冷凍の有無をセットする必要はありません。

AX-XA20はまかせて調理が2段同時にできる

まかせて調理を利用するときに、AX-XA20は下段でも同時調理が可能

AX-XA20は、まかせて調理のときに下段でも同時に調理ができるため、たくさんの料理を一度に作ることができます。

上段のみの1段分でもしっかり調理することはできますが、主菜と副菜を違った調理法で作りたい、家族4人分の料理を一度に作りたいといったときなどは、2段の良さが活きてきます。

AX-XA20は搭載メニュー数が多い

AX-XA20はAX-RA20と比べて掲載メニュー数が2倍以上

AX-XA20では、最初から掲載されているメニュー数、自動メニュー数がとても多くなっています。どのくらい違うかというと、これほどの違いです。逆に新モデルであるAX-XA30では、初期搭載のメニューは減っています。

モデル名 掲載メニュー数(自動メニュー数)
AX-RA20 148(130)
AX-HA20 148(130)
AX-XA30 256(260)
AX-XA20 333(373)

掲載メニュー数を決め手とすることは少ないかもしれませんが、手間をかけずにいろいろな料理をさっと試したいといった用途であれば、注目できるポイントです。

本体前面の専用キーが違う

AX-RA20とAX-HA20には、本体前面に「まかせて調理」と「COCORO KITCHEN」の専用キーがある

AX-RA20とAX-HA20は、使用頻度の高い機能をより使いやすくするために、専用のキーを前面に設けています。AX-XA20では、他の機能と一緒に並んだ液晶パネルで選択していましたが、より視覚的に分かりやすくしたようです。ちなみに、あたため機能をパワーアップさせたAX-XA30ではあたためスタートボタンになっていたりと、特徴が出ています。

AX-XA30については、旧モデルのAX-XA20との違いについてもこちらの記事で検討しています。型落ちと比較したいときなど、違いについて知りたいときには読んでみてくださいね。

まとめ

AX-RA20とAX-HA20の主な違いは、『センサーの質による機能の差と見た目』です。価格が1割ほど違いますが、一度買うとしばらく買い替えないような家電のため、使用年数で考えると最終的にはあまり変わらなくなってしまうので、特価などで価格の差がひらいている時以外は、自分の好みで選んでしまって良いと感じました。

去年AX-XA10を購入して今も変わらず使い続けていますが、ヘルシオを買って良かったと今でも思います。購入時にいろいろと検討した内容はこちらの記事にまとめていますので、ヘルシオの選び方を悩んでいるときには読んでみてくださいね。


*1 記事掲載時点での楽天市場における参考価格
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