2024年、ビストロのラインナップが一気に5モデルとも新しくなりました。NE-UBS10C、NE-BS9C、BS8C、BS6C、BS5Cまで、すべて「C」の型番がついた新モデルとして登場しています。
ただ、見た目はどのモデルもよく似ていて、型番も数字とアルファベットの組み合わせ。一見すると違いが分かりにくくて、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。この記事では、ビストロ全5モデルの違いや特徴をわかりやすく整理してご紹介します。

どのモデルが自分に合っているのかを見極めるヒントになると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
2025年最新のビストロは全部で5モデル

2024年に発売されたビストロは、すべてが新しい「C」型番のモデルに切り替わりました。ラインナップは、NE-UBS10C・NE-BS9C・NE-BS8C・NE-BS6C・NE-BS5Cの5機種です。
どれも似たような見た目をしていますが、機能や価格帯にはしっかり違いがあります。ここでは、それぞれのモデルの特徴やどんな使い方に向いているのかなどをみていきます。
NE-UBS10C|最上位モデルは高性能かつ時短に特化

NE-UBS10Cは、ビストロの中で最も高機能なモデルです。容量は30Lで、庫内容量もゆったりしています。
新たに追加された『凍ったままワンボウル』機能は、冷凍と常温の材料を一緒に調理できる時短機能です。さらに『スピード機能』により、温めたいときに一気に高出力で加熱できる工夫も加わっています。忙しい日でも、手早くちゃんとしたごはんが作れるのが魅力です。
また、スマホとの連携にも力を入れており、公式アプリから好きなレシピを本体に送信できます。あらかじめ搭載されたメニュー数は控えめですが、その分、自分好みにカスタマイズしやすくなっています。

「多機能すぎて使いこなせないかも…」と心配な方でも、メニューが選べるのは助かりますね。
NE-BS9C|上位モデルの性能を引き継いだ高コスパ機種

NE-BS9Cは、最上位モデルのNE-UBS10Cに近い性能を持ちながら、いくつかの機能を省いて価格を抑えたモデルです。容量は同じ30Lで、庫内の広さや基本的な使い勝手は変わりません。
注目すべきは『凍ったままワンボウル』や『スピード機能』など、時短につながる便利な機能がしっかり残っている点です。忙しい日でも、パパッとごはんを用意したい方にはうれしいポイントですね。
一方で、スマホとの連携、液晶のデザイン選択、細かい加熱調整などの高度な機能は省略されています。その分、操作もシンプルで直感的に使いやすくなっています。上位モデルの良さを残しつつ、価格も抑えたい方にはぴったりの選択肢です。

「最上位モデルほどの多機能ではなくてもいいけど高機能なものが欲しいな」という方に向いているモデルです。
NE-BS8C|バランス重視で価格を抑えたミドルモデル

NE-BS8Cは、NE-BS9Cよりさらに一部機能を省きつつ、価格をもう一段階抑えた中位モデルです。容量は同じ30Lで、庫内の広さは上位機種と変わりません。
『凍ったままワンボウル』では冷凍食材のみと制限があったり、スマホ連携やカスタマイズ性はなく、機能は少し限られますが、通常の『ワンボウル調理』や、過熱水蒸気・ヒーター加熱を活かした自動メニューはしっかり搭載されています。
また、『スピード機能』による時短加熱には対応しているため、普段使いには十分すぎる性能です。必要な機能にしぼった構成になっているので、ビストロを初めて使う人にも安心です。「価格も大事だけど、しっかり使えるものがほしい」という方にも選びやすいモデルです。

「必要な機能だけあればじゅうぶん!」という人にはベストな選択かもしれません。
NE-BS6C|機能を絞って使いやすさと手頃さを両立

NE-BS6Cは、総庫内容量25Lのフラット庫内を採用したスチームオーブンレンジです。上位モデルと比べて高さや扉を開いたときのサイズが若干コンパクトで、設置スペースに制約があるキッチンにも置けるチャンスのあるビストロです。
『凍ったままワンボウル』には対応していませんが、通常の『ワンボウル調理』や『スピード機能』など、時短に役立つ機能はきちんと備えています。両面グリルやスチーム機能も搭載されていて、ビストロならではの調理も手軽に楽しめます。基本の調理をしっかりこなしたい方にとっては、バランスの取れた1台です。

「少しでも省スペースで、でもちゃんと料理はしたい」という人にぴったりのモデルです。
NE-BS5C|基本機能だけでOKな方に向けたシンプルモデル

NE-BS5Cは、容量25Lのコンパクトモデルで、NE-BS6Cよりもさらに機能をしぼった設計になっています。ワンボウル調理やシンプルなスチームやグリルなどの基本機能はありますが、『スピード機能』などには対応していません。
あたためや解凍などのレンジ機能に加えて、簡単なグリルや蒸し調理ができる程度で十分、という方にはちょうどいいスペックです。細かいたくさんの機能がないぶん、直感的に使える点も魅力です。「あたため中心で使いたい」「できるだけ安くビストロを導入したい」という方に最適な1台です。
搭載メニュー数は必要最小限にしぼられていて、自動メニューは控えめです。それでもパナソニックならではの加熱制御の安定感があり、基本の性能には安心感があります。

「とりあえずビストロにしておけば安心、でも機能は最小限でいい」という方にぴったりです。
各モデルの違いをもっとわかりやすく

ビストロのモデルは、見た目が似ていて型番も複雑なので、違いが分かりにくく感じることもあると思います。ですが実際には、サイズや機能、価格帯に明確な違いがあり、どれを選ぶかによって使い心地も大きく変わってきます。ここでは、そんな5つのモデルの違いを3つの観点からやさしく整理していきます。
サイズ・スチーム機能・センサー性能の違いに注目
ビストロの5モデルは、見た目はそっくりでも本体サイズや庫内容量、スチーム方式、センサー性能などに少しずつ違いがあります。例えば、NE-UBS10Cは30Lの大容量で、650mlのタンク式スチーム、高精細・64眼スピードセンサーを搭載しています。一方、NE-BS6Cは、容量が25L、600mlのタンク式スチーム、スイングサーチ赤外線センサーの搭載です。
このように、モデルごとに特徴があるため、使用目的や設置スペースに応じて選ぶことが重要です。
時短・レシピ数・スマホ連携などの便利さも比較
5モデルすべてが『お急ぎあたため(スピード機能)』に対応しており、短時間での加熱が可能になっています。その中でも上位のNE-UBS10CとNE-BS9Cは『凍ったままワンボウル』にも対応していて、冷凍食材と常温食材をまとめて調理できる時短調理が特徴です。また、スマホ連携が可能なのはNE-UBS10Cのみで、アプリからレシピを追加したり、外部サービスと連携したりといった使い方ができます。これらのメインの機能は、下のモデルに行くほど少しずつ制限されていく傾向があります。
また、搭載されている自動メニュー数は、上位モデルほど多く、非常に充実しています。NE-BS5Cはだいぶ絞られており、機能もシンプルです。時短調理やメニューの豊富さを求める方には、NE-UBS10CやNE-BS9Cが特におすすめです。

「レシピを考えるのが苦手だから、たくさん選べるとうれしいなあ」という方には、メニュー数の多いモデルが安心ですね。
迷ったらこれ!おすすめモデルと選び方のコツ
ビストロのラインアップは多機能で魅力的ですが、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いと思います。そんなときは、「どんな使い方をしたいか」と「どこまでの機能が必要か」を考えると、選びやすくなります。
たとえば、時短調理やスマホ連携、ワンボウルメニューをしっかり使いたい方には、最上位モデルであるNE-UBS10Cがおすすめです。高性能センサーや多彩な調理機能が搭載されているので、ビストロの魅力を最大限に活かせる構成になっています。
一方で、あたため中心であったり、価格を抑えてシンプルに使いたいときには、エントリーモデルのNE-BS5Cが向いています。必要な機能に絞られているぶん、操作もシンプルで、ビストロに不慣れであっても扱いやすい印象です。「どこまで使いこなしたいか」を基準にすると、自分に合ったモデルが自然と見えてきます。

「はじめてのビストロだけど、何を選べばいいか分からない…」という方も、まずは重視したいポイントを1つ決めてみてくださいね。
価格の違いとお得な買い方をチェックしよう

ビストロのモデルを見比べていると、「どれも似ているけど、値段がずいぶん違う…」と感じた方もいるのではないでしょうか。でも、その価格差にはちゃんと理由があります。
ここでは、モデルごとの価格帯の傾向と、少しでもお得に購入するためのヒントをまとめてみていきます。
ビストロはモデルによって価格差が大きい
ビストロの現行モデルには5つのラインアップがありますが、価格はかなり幅があります。最上位のNE-UBS10Cは10万円を超える高価格帯ですが、それ以外のモデルは5~10万円台が中心です。
この価格差は、搭載されている機能の違いによるものです。NE-UBS10Cには『凍ったままワンボウル』やスマホ連携など、調理の幅を広げる機能がそろっていて、ビストロの魅力をしっかり活かしたい方に向いています。
一方、NE-BS6CやNE-BS5Cなどの下位モデルは、基本的な機能にしぼられていて価格も控えめです。必要な機能だけに絞って、すっきり使いたい方にはこちらの方がぴったりかもしれません。
ビストロは5モデルも現行モデルがありますが、とても分かりやすく価格と機能は比例しています。機能にこだわりたいなら上位モデル、コスパを重視するなら下位モデル、というふうに考えると選びやすいです。

「見た目は似てるのに、こんなに価格が違うの?」と思ったら、まずは自分にとって必要な機能を考えてみてくださいね。
新モデル発売後少し経つとお得に買える
ビストロの新モデルが登場した直後は、どうしても価格が高めに設定されていて、旧モデルとの価格差がかなり開くことがあります。でも、少し時間が経つと新モデルの価格がゆるやかに下がってきて、旧モデルとの差がぐっと縮まるんです。
この差が縮まってくると、「せっかくなら新しい方にしようかな」「カラーが好みだから旧モデルがいいかも」といったように、見た目や細かい仕様から自分の好みで選びやすくなります。急いでいないのであれば、発売直後ではなく、しばらく様子を見てから購入するのもひとつの方法です。急いでいないなら、新旧の価格差が落ち着いてから選ぶと、満足のいく買い物につながります。

今はちょうど発売からしばらく経っているので、新モデルも選びやすくなっています!
ぴったりの1台を見つけたいときは?価格と特徴を一覧でチェック
ここまで読んで「もうこのモデルに決めた!」という人も、「やっぱり迷うなぁ…」という人も、
改めて価格や特徴を一覧で見比べてみるのがおすすめです。
各モデルについて、それぞれスペックをざっくり一言で表現してみていますので、まずは見た目と欲しい機能でざっくり選んでみるだけでも、十分な第一歩です。

上から順に最上位モデルからエントリーモデルまで並べてみると、機能も価格も少しずつ差がつけられているのがわかりますね。
まとめ

迷っているうちは、つい「上位のほうがいいのかな?」と考えてしまいがちですが、実は「ちゃんと使えるかどうか」がいちばん大事なポイントかもしれません。

「自分の暮らしに合った1台」があると、毎日のごはんづくりが楽しくなりますよ!
もし「ビストロを候補にしていたけど、私にはヘルシオとビストロのどちらが向いているんだろう?」と気になったときは、こちらの記事もぜひチェックしてみてくださいね。