ヘルシオでも、もちろんパンを焼くことができます。まかせて調理などおかずの調理を前面に出している印象のヘルシオですが、自動メニューで焼くことのできるパンも豊富です。
ヘルシオを使えば、普段食パンばかり焼いていた私でも簡単に他のパンを焼くことができました。ヘルシオでパンを焼くための機能について、実際に焼いている方法も含めて解説していきます。
ヘルシオでパンを焼くための機能
ヘルシオでパンを焼こうと思ったら、手動で行う方法と自動メニューを使う方法の2つの手段があります。
あらかじめメニューが搭載
ヘルシオには、パンを焼くための自動メニューが付いています。ホームベーカリーのように、材料を入れるだけで焼けるとまではいきませんが、レシピ通りの分量で作れば、最後の焼きの部分はメニューを選択するだけでOKです。
パンの種類も豊富で、通常のロールパンや食パンから、カレーパンやフランスパンなど、さまざまなメニューが搭載されています。自動メニューで焼く場合は、適切なタイミングで過熱水蒸気が入るようになっているところが、ヘルシオならではです。
手動で自分好みの調整も可能
ヘルシオでパンを焼くときは、自動メニュー以外にも手動でオーブンを操作することも可能です。
自動メニューを使用するときも、低温で発酵させる段階では手動メニューを使うことになります。最後の焼きを自動でするか、手動でオーブンを設定するかの違いです。
実際にヘルシオでパンを焼くとどうなる?
今回は、ふすまパンミックスを使ったブランパンを作ってみました。あくまで私のような初心者が、なるべく自分で考えなければいけないところを減らして、手間をかけずにパンを気軽に焼けることを目指した手順です。
レシピは小麦ふすまパンのものを使用
今回は、こちらのレシピを使用しました。レシピでは手ごねなので、あくまで以下の材料と二次発酵の時間(60分)だけ参考にしています。また、プレリーなど手に入りづらい材料は変更しています。変更後の材料は以下の通りです。
- ふすまパンミックス…200g
- ドライイースト…3g
- スキムミルク…6g
- 塩…2g
- 卵…1個
- 水…200ml
- 無塩バター…35g
また、最近はパンミックスを鳥越製粉のものに変えてパン作りもしていますが、ミックスのパッケージ裏に書かれた分量そのまま(バターのみオリーブオイル大さじ1へ変更)、発酵時間などは小麦ふすまパンのレシピのままで焼いてもおいしく焼けています。大きく材料を変えてしまうと失敗してしまうのかもしれませんが、完璧を目指さなくてもおいしいパンを焼いてくれるところがヘルシオの良いところです。
鳥越製粉のパンミックスについては、こちらの記事で解説していますので、他のミックスも使ってみたくなったときには参考にしてみてくださいね。
一次発酵まではホームベーカリーにお任せ
一次発酵までの力を使うようなシーンは、すべてホームベーカリーに任せました。ホームベーカリーのパン生地モードの説明には今回の倍の量で載っていましたが、実際は少量で稼働させても生地を作ることができました。発酵具合もちょうどよかったです。
発酵具合は、こちらの動画で分かりやすく解説されています。動画と同じような感じであればOKです。
二次発酵は手動メニュー
二次発酵は、小麦ふすまパンのレシピ通りにしっかり60分かけました。
こちらが二次発酵前の様子。
そしてこちらが二次発酵後の様子です。大きめを目指して16分割の半分の8分割にしたのですが、想像していたよりも大きくなりました。隣とくっついてしまいそうです。
焼く時間はロールパンの自動メニューを使用
ヘルシオには、自動メニューが多く搭載されていますが、今回使用した『ロールパン』メニューもその一つです。
ヘルシオでは、自動メニューは適切なタイミングで過熱水蒸気が入りますが、手動で焼く場合は水を使いません。せっかくのヘルシオなので、過熱水蒸気を使って欲しくて自動メニューにしました。
出来上がり
自動メニューを代用するので心配していましたが、問題なく焼きあがりました。キッチンの照明のせいでかなり色が明るく出ましたが、実際は下のような濃いブランパンらしい色味をしています。
こちらの写真が実際の色味に近いですね。ブラウンの色味が特徴的です。
ヘルシオでパンを焼くならパンミックスも色々使える
富澤商店のふすまパンミックスの他、最近は鳥越製粉のオーツブランミックスを多用しています。パンミックスによって味がだいぶ変わってくるので、こちらのミックスで作っているときのレシピとパンも紹介しておきます。
レシピの分量が若干違う
レシピのグラム数が若干違うものの、発酵の時間や手順は同じです。また、最近はバターをオリーブオイルで代用しています。
- 鳥越製粉 オーツブランミックス…180g
- ドライイースト…3.5g
- スキムミルク…5g
- 塩…2g
- 卵…1個
- 水…165ml
- オリーブオイル…大さじ1
焼きあがったパンは、見た目もきれいでしっかり焼けています!こちらは実際の色味と同じように撮れました。ふすまパンミックスよりも白く、より普通のパンに近い見た目です。見た目と同様、風味もふすまの風味がマイルドになっています。
まとめ
ヘルシオでは、出来合いのパンを焼きたての風合いに温めることもできますが、生地から焼き上げてもとてもおいしく仕上がります。ホームベーカリーを持っていれば、一次発酵まではホームベーカリーがやってくれるので、ほとんど機械におまかせでした。パン作り初心者にとって、機械にお任せできるところが多いのはとても助かります。
最近はすっかりヘルシオとホームベーカリーのコンビでパン作りをしています。ヘルシオも進化して、最新より一つ前のモデルから、生食パンのように温め直せるメニューも加わりました。ますますパン作りとの相性が良くなってきているので、ぜひヘルシオとホームベーカリーのコンビでパン作りを楽しんでくださいね。