ヘルシオの最上位モデルであるAX-XA30は、AX-XA20の後継モデルにあたります。
後継モデルが出るときにはいつも感じることですが、見た目だけだとそっくりなモデルです。すでに発売されているモデルも合わせて、機能や価格の違いを解説していきます。
このAX-XA30は二つ前のモデルなのですが、現在は一つ前のモデルとの価格がかなり近づいています。ヘルシオは型落ちの選択肢も多いので、他のモデルが気になるときはこちらも参考にしてみてくださいね。
AX-XA30とAX-XA20の違いとは?大きく違う点は2つ!
AX-XA30とAX-XA20は、見た目と機能双方に違いがあります。
AX-XA30はAX-XA20より細かい機能がバージョンアップしている
AX-XA20と違い、AX-XA30はカラーバリエーションが増え、既存の料理を温める機能が強化されています。
AX-XA30とAX-XA20、大きな違いはこの2点です。
- ブラウンカラーが選べるようになった
- 買ってきたり作り置きした食材を温める機能が増えた
カラーバリエーションが3色展開に増えた
AX-XA30では、いままでのカラバリ(赤・白の2色)から変更され、赤・白・ブラウンの3色展開になりました。外観のデザインも若干変わりましたが、驚くほどの変化ではありません。
ヘルシオは大きな調理家電で存在感があるので、細かい外観のデザインよりもカラーの違いの方が実際に使う上で大切な印象を受けます。キッチンのカラーをブラウンで統一している場合など、とても馴染みやすいですね。
ヘルシオは、モデルチェンジごとに少しずつ見た目が変わっています。ロゴの位置くらいでは?と思うときもあれば、そこそこ変わるときもあります。今回はカラバリが増えた上にボタンなどの位置が変わっているので、大きな違いではないものの違いが見て分かりますね。
ヘルシオあたため(おいしさ復元)機能が豊富になった
AX-XA30では、焼きたてふっくら(焼きたてパンふっくら)という機能が加わりました。出来合いのお惣菜をできたてのように温めたり、冷凍した生食パンや時間が経った白パンを焼きたてのようにできる機能です。パンを温めるときに、焼き目を付けずに温められるのがポイントで、人気の生食パンにも対応してきました。
ヘルシオといえばまかせて調理が有名ですが、同じくらい日々の生活で活用するのはおいしく温める機能です。普段からお惣菜の唐揚げをサックリ温め直したり、丸い食卓パンを焼きたて風に温めたりしています。過去モデルでも温め機能はついていますが、今回はさらに使いやすくなった印象です。
出来合いではなく深く考えずに食材を入れても何とかなってしまう『まかせて調理』については、以前のモデルからもメインとなっている機能です。シャープの公式も、調理の様子を動画で紹介しています。
ちなみに、ヘルシオで作ったから揚げもおいしくておすすめです!いろいろなからあげ粉で試してみた結果をまとめていますので、からあげが気になるときは読んでみてくださいね。
AX-XA30とAX-XA20の違いによる価格の差は?
新モデルであるAX-XA30とAX-XA20は、どのくらいの価格帯なのか、現在発売中のモデルとの比較しながらみていきます。
世代の新しいAX-XA30の方が安い
現在のそれぞれの価格(*1)は、以下のようになっています。
AX-XA30も値下がりし、さらにAX-XA20が品薄になり値上がりしたことで、結果的に逆転するようになりました。それ以前は、旧モデルで同じように後継モデルと旧モデルだったAX-XA20とAX-XA10のときと同じような価格差で推移していたことを考えると、このあたりが底値になるのかなと感じています。
現在発売中のモデルともバランスの取れた価格
現行のモデルと合わせて、価格(*1)がどのようなバランスになっているのかをみていきます。
AX-XA30 | 97,500円 |
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AX-XA20 | 123,990円 |
AX-RA20 | 104,000円 |
AX-HA20 | 107,283円 |
AX-UA30 | 55,000円 |
この時期のモデルになると、もう流通がほとんどないモデルも出てきて、逆に古い方が高くなってきました。
この価格で一通り機能が揃っているAX-XA30はかなり魅力的なので、AX-XA20にする理由はもうまったくありません。これより新しいモデルも登場直後よりすっかり値段も落ち着いているので、一通り見てから決めたいときには、最新モデルも含めて確認してみてくださいね。
AX-XA30とAX-XA20の違いはどういう人に影響する?
見た目と機能の違いから、『ここを重視するなら自然と選択肢が絞られる』という決め手もちゃんとあります。
焼き目を付けずにパンをおいしく温めたい
生食パンをそのままふんわりさせたいならAX-XA30
あたため機能の強化は今回のメインとも言えるバージョンアップです。パンを焼き目を付けずにふんわり温かくして食べるための機能が専用で付いているのは面白いと思います。
普段からヘルシオでパンを温めていますが、トースト機能だと食パンはしっかり焼かれてしまい、焼きたてパン温めを使っても軽く焼かれます。焼き目を付けずに食べられるのは、ふんわり派としてはかなり魅力的です。
キッチンのカラーを統一している
ヘルシオは、機能が充実すればするほどかなりの重量とサイズになります。いままでは、赤と白しかなかったため選択肢が絞られていましたが、ブラウンはキッチンのインテリアとしても溶け込みやすいカラーです。
ヘルシオはしょっちゅう買い換えるものではないため、わずかな価格差であれば気に入ったカラーを選んだ方が長い目で見ると満足度が高くなります。
まとめ
AX-XA30とAX-XA20の主な違いは、『あたため機能の強化と見た目のデザイン』です。一度買うとしばらく買い替えないような家電のため、使用年数で考えると最終的にはあまり変わらなくなってしまいます。特価などで価格の差が大きくなっているとお得感が増しますが、それ以外であれば自分がより使う機能は何かという点を重視して選んでしまって良いと感じました。
AX-XA10を購入して以来、ほぼ毎日今も変わらず使い続けていて、当時思いきってヘルシオを買って良かったと思っています。購入時にいろいろと検討した内容はこちらの記事にまとめていますので、ヘルシオの選び方を悩んでいるときには読んでみてくださいね。